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ノートルダムの鐘

暗転。

灰色のマントの隊列、二列現る。

先頭の方は煙を振り回す。あの名前を知りたい、、、調べてもダメでした。

二階からも静かに聖歌隊が現る。

足音と「オーリン」が微かに、消え入るかのように歌われ、次第にその声は強くなる。

記事を見て初めて知ったのだけれど確かにブロードウェイ版よりクワイヤの人が少ない。

それであの音量を保つとか日本天才が過ぎる。

そこは神聖なノートルダム大聖堂。嘗て「1482年1月6日」の。

因みに、ノートルダムは実話ではない。神話なのである。

スポットが2つ当たる。

クロードとジェアン(ユゴー作だとジャン?)は唯一の血の繋がる兄弟であり、心を通わす、羨むほどの仲良しであった。

性格は正反対。(よくある話)

クロードはガリ勉、ピッチリ黒づくめのスーツを着こなし、禁欲を貫く。一方ジャンは放浪の酒飲みの自身の欲に沿って生きる。

ジプシーである妻フロリカを連れ、禁欲中クロードに誕生日プレゼントと自慢するなか司教はそれを目にしてしまう。

司教

「出ていけ!!!!!ジェアン!!!」「彼は破門にするしかない」平良さんにここでマイハート射抜かれた。なにこのイケオジ……

因みに今ずっと聞いていたい声ナンバーワン。オペラ歌手の部屋中で低音鳴り響いててほしい。

そして位の上がってゆくクロードは衣装もどんどんと豪華に。チェンジは表舞台で大々的に。こういう演出大好きすぎる。芝さん1番衣装似合うと思うんだわ顔濃いし、、

そこへ、届いた1通の小さな2つ折りの小さな手紙。

破門でジプシーとどこかに行ってしまったアイツからであった。

ジャンは病人になっていた。

ジプシーは6ヶ月前に居なくなっていた。もう手遅れだったのである。

ジプシーの子、いや、ジェアーンの子を最期の希とクロードに預ける。

クロードはモンスターのような赤ん坊を捨てようとしたが途端に神(石像)の視線を感じた。

覚悟を決めるクロード。最愛の弟の導きを彼に受け継ぐのである。

彼はカジモドと名付ける。

ちなみにカジモドは正しい意味がある。

出来損ないなのかもしれない。

「人間と怪物のどこに違いがあるのだろう?」

奥からカジモド田中さんシャッキリと現る。

黒のインクを顔に擦(なす)りつけ、こぶをつけ、ひどい服を着せ、髪をくしゃくしゃにした。姿勢がひどく悪い。足も覚束ない。

カジモドだ。一瞬の出来事だった。

そして、上から縄が出てくる。

カジモド鐘をつく。飛び上がるほどの力。

毎日の轟音の鐘のなる音を聞けばそりゃあ鼓膜も敗れ、つく紐を引く力も漲り、鐘を愛し、ガーゴイルたちも愛し、会話をする。

「誰と話をしていた?」

「ご主人様、僕の友達とです」

納得したクロードはカジモドの髪を触り、カジモドは指輪に忠誠を誓う。イエスの血、体、そして祭りの当日であったこの日は好物のいちごを与えられるが、カジモドは許しを得るまで食べてはいけない。そしてクロードは弟に教えるように聖書を教える。会話をする。お互いの理解が深まり、ぎゅっと抱きしめる。まるで犬と飼い主。美しすぎる信頼関係である。

 

続かない。
ものすごい下書きの量はあるのに全て中途半端な作品に。

つい3ヶ月前の話なのにすでに記憶が消えている。

Daigoさんの言っていた幸せの記憶力の持続は続かないとはまさにこれ。

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